実際にハリネズミフードの原材料を調べてみた ペットフードの安全性の続き
昨日まとめたペットフードの添加物・原材料の話を
一つの意見として参考にしていただいてありがとうございます!
私も「市販のペットフードは悪い材料で作られている」と聞いて
とても不安で不安で仕方なくて戸惑った一人でした。
いろいろ調べてみてとても勉強になったし
まだまだ間違えていることなどもあると思うので
その際は違うよ!っと教えてください。
今日は、いろいろ調べたついでに
実際にハーリーにあげているMazuriのフードついて書きたいと思います。
あ!
Mazuriについての記事が長くなってしまうので
先に、今回なぜペットフードについて
このような意見をまとめたのか私の考えをまとめますね!
私は今回ペットフードの情報の信憑性についてまとめた目的は
「ペットフード」とGoogleやYahooで検索すると
ものすごく過激に市販のペットフードを批判している
サイトばかりが表示されたからです。
こんなに過激な批判の情報ばかりだと
飼い主さんは冷静な判断ができなくなってしまうし、
大混乱が生じてしまうと危機感を持ったのでまとめました。
このペットフード業界の検索結果の状況は、
昨日も意見として書いた通り
「信ぴょう性の無い情報で極端に批判して不安を煽り
自社商品を売り込む営業手法」が溢れかえっているからです。
WEB業界の内情です。
この内情を知ってほしかった。
この内情を知るだけでも、サイトに書いている情報を鵜呑みにすることなく、
不必要な不安に駆り立てられることもなくなりますよね。
その上で、
「やっぱり市販のフードは怖いし、
小動物はペットフード安全法にも適用されないからオーガニックを選ぶ!」
という判断は自由だと思いますし、
大切な家族であるペットのことを考えた正しい決断だと思います。
こだわる方のためにオーガニック商品があるのですからね。
このペットフードのおかげで体調がよくなった!!
という情報もとてもありがたいと思います。
それだけいい商品ということですからね(^^)
ただ、何度も言いますが
だからといって市販のペットフードが危ないと
信ぴょう性の低い情報で決めつけるのはよくないと思います。
それだけで他の飼い主さんは
とても不安になるし、混乱するのです。
と!いうことで、
昨日散々調べたので
私は今のペットフードを引き続きあげていこうと思いますが
せっかく原材料について調べたので
そのことについてどどどーっと書きたいと思います。
我が家でメインであげている
Mazuri INSECTIVORE DIETの原材料についてです。
Mazuri INSECTIVORE DIETは
アメリカのピュリナ・ミルズ社が製造しているペットフードですが
今回初めて企業について調べました!
面白いですね〜。
調べてみて、改めて安心できるなと思いました。
ピュリナ・ミルズ社はアメリカでも老舗のペットフードメーカーで
企業サイトには
「80年以上にわたり、ペットの生活を豊かにする高品質で栄養価の高いペット製品を提供し、消費者に価値を提供している」
と記載されていました。
ピュリナ・ミルズ社の企業サイトはこちら
Pushing Pet Nutrition Forward - Purina® Pet Food & Products
80年以上も実績のあるペットフードメーカーだったのですね!
何かペットフード関係で問題や事故があったのかなーっと思って
調べてみたのですが、特に見つけることはできませんでした。
プレスやニュースを見たら
いろいろとペット愛護活動もされていて好感度が持てます。
あと、ドックフードやキャットフードに加えて
ハリネズミフードも製造している会社なのですね。
私のなんとなくの感覚ですが
ドックフードやキャットフードを製造している会社のフードは
ちょっと安心できます。
やっぱりドックフードなどの安全基準の方が厳しいですからね。
同じ会社あれば、同じ安全基準の材料で製造されていると思います。
勝手な想像ですが、でもわざわざ変える必要ないですからね。
日本の大手ペットフードメーカーも、
ペットフード安全法に基づいてペットフードを作っていますし
ハリネズミフードを出している国産のメーカーは、
大抵はドックフードやキャットフードも作っていると思います。
昨日も書きましたが、
あまりにもひどい悪徳業者じゃない限り、
ハリネズミフードもひどい材料は使っていません。
というよりも、一般的にペットフードの原材料として流通している
肉粉などは、昨日まとめたとおり
食用と同じ家畜から作られているものですからね。
日本のペットフードは危ないと言われている理由の一つとして
ペットフード安全法ができた歴史が浅いせいですかね。
日本はずっと「ペットフード無法地帯」と言われていたそうで
平成21年に初めて「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が施行されるようになったそうです。
ペットフード工業会のHPには
「日本にはペットフードの公的な規制がまったくない」と言われることがありますが、そのようなことはございませんし、「アメリカのペットフードの方が安心できる」というような話にもまったく根拠はありません。
ペットフード工業会からのお知らせ|一般社団法人ペットフード協会
と記載されています。
日本のフードも「あまりにもひどい」ということはないと思います。
ただ、歴史でみたらアメリカのペットフードに関する安全法は
100年以上の歴史のある法律だそうなので、
一概には言えませんがやっぱり歴史がある方が安心感はありますよね。
アメリカのペットフードに関する法律、内容についてはこちらをどうぞ。
ペットフードは、連邦政府レベルでは、食品医薬品局、米国農務省、連邦取引委員会の許可が必要となりこれらの厳しい規制をクリアした上で、初めて店頭に並ぶのがアメリカのペットフード
http://flintriver.jp/petfoodtips/laws/
それでは、
市販のペットフードはどんな原材料を使っているのかの参考として
Mazuri INSECTIVORE DIETの詳細内容を調べてみたので記載します。
興味のない人は読み飛ばしてください。
めっちゃ長いです。
長いけど・・・最後まで読んだらいいことあるかも☆笑
【Mazuri INSECTIVORE DIE】
Mazuri INSECTIVORE DIEに関しての添付資料はこちら(PDF)
http://www.mazuri.com/product_pdfs/Japanese/5MM3%20Insectivore%20Diet%20Jp%20(watermark).pdf
【原材料一覧】
- 家禽処理副産物粉
羽を除いた首、足、未発達の卵、腸などから精製して粉にしたもの
- 粉砕大豆皮
- 全粒小麦
- 乾燥ビートパルプ
これが便を固くする?という意見もありますが、今のところハーリーの便は通常です。
- 粉砕玄米
- 脱皮大豆粕
- 乾燥卵製品
- 粉砕アスペン
ホワイトポプラ
BHAは昨日記載したとおり、通常範囲内での使用であれば発がんなどの危険性はないという研究結果がでています
参照:http://yuchrszk.blogspot.jp/2015/06/blog-post_13.html
レシチンのなかに大豆タンパクが残ってたとしても、アレルギー症状は引き起こさないとの結論になっております。そもそもレシチンにふくまれるタンパク質は極小ですし、さらに食品に使われる量は全体の1%以下(3)なので、よほど重度の大豆アレルギーでなければまったく問題はない
- 乾燥ビール酵母
- 魚油(メンハーデン)
- リン酸
過剰摂取はしてはダメだそうです
- dl-メチオニン
参照:http://www.radishbo-ya.co.jp/rb/daijiten/outline/1378.html
参照:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/02/dl/s0203-9o.pdf
平成 20 年8月に薬事・食品衛生審議会長から厚生労働大臣あてに、「タウリンについては残留基準の設定はできず、食品衛生法第11条第3項の規定により人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして取り扱うことを検討することが妥当である」と答申された
- マンジュギク(アステカマリーゴールド)エキス(着色料)
天然着色料
- 塩化コリン
参照:http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc2_hishiryo_choline_250514.pdf
コリンは、農薬、動物用医薬品及び飼料添加物として通常使用される限りにおいて、食品に残留することにより人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものであると考えられる。
天然型と呼ばれる酸化防止剤
製品の酸度の調整のためと、カルシウムの補給も考慮して使用に限られている 厚生労働大臣の指定を受けた添加物(指定添加物)
飼料添加物等の使用実績において、これまでに安全性に関する問題は認められていない。さらにイノシトールを含む食品の長年の食習慣における弊害も認められていない。以上のことから、イノシトールは、動物用医薬品及び飼料添加物として通常使用される限りにおいて、食品に残留することにより人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものである
- 酢酸 d-αトコフェロール(ビタミン E)
参照:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/dl/s0928-5d.pdf
我が国では、トコフェロール酢酸エステルは日本薬局方に、 d-α-トコフェロール酢酸エステルは日本薬局方外医薬品規格に収載されており、一般用医薬品及び医療用医薬品として使用されている
いわゆるビタミンB3 パン酵母、ピーナッツなどの豆類、マッシュルーム、サバなどの魚類、肝臓、腎臓などに豊富に含まれている栄養成分
逆にビタミンB3が不足する事で「皮膚紅斑」、「下痢」、「口内炎」、「頭痛」、「けいれん」などの症状が発生します。
ビタミンB3は水溶性のビタミンのため過剰摂取しても尿などで体外に排出されます。
- 酸化マンガン
参照:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03920720149
必須微量元素であるマンガンは、酵素活性化剤として機能し、複数の酵素製剤の構成成分である。酸化マンガン及び硫酸マンガン一水和物は、飼料中の現在認可されている総マンガンの最大量が遵守されれば、全動物種/カテゴリーに対するマンガンの安全な供給源である。一般的に、食事経由のマンガンは有害な健康影響をもたらすとは考えられず、また、通常の摂取量でリスクとなるとは証明されていない。
亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素 亜鉛の摂り過ぎは、銅の吸収を阻害するおそれがありますので、過剰摂取にならないよう注意
- 硝酸チアミン
チアミンは水溶性ビタミンで、穀類、肉類、豆類、緑色野菜及び魚等に含まれ、通常、食品を通じて摂取されている。水溶性ビタミンは過剰に摂取された場合は尿中に排出されるため、一般に過剰症はみられない。動物用医薬品及び飼料添加物等の使用実績において、これまでに安全性に関する問題は認められていない。さらにチアミンを含む食品の長年の食習慣における弊害も認められていない。
- 炭酸カルシウム
製品の酸度の調整のためと、カルシウムの補給も考慮して使用したもの。不安はない。
- メナジオン重亜硫酸ナトリウム複合体(ビタミン K)
参照URL:http://www.famic.go.jp/ffis/feed/sub3_feedadditives.html
飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律(昭和28年法律第35号)第2条第3項の規定に基づき、農林水産大臣が指定する飼料添加物に指定されている
- 炭酸鉄
参照URL:http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04270890149
炭酸鉄由来の鉄は、動物由来の可食組織/製品中の鉄濃度を変更するとは考えられない。従って、完全配合飼料中の最大鉄量が守られている条件下では、炭酸鉄の動物の栄養への使用に起因する消費者の安全性への懸念は示されなかった。「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、現在の飼料中の認可最大鉄量を、ウシ科動物及び家きんに対しては、750mg Fe/kgから450mg Fe/kgに低減することを、また、愛がん動物に対しては、1,250mg Fe/kgから600mg Fe/kgに低減することを推奨する。
- 硫酸鉄
参照URL:http://www.taiyokagaku.com/technology/health/fe
食品添加物として認められており、一般的に使用される鉄強化剤
- ヨウ素酸カルシウ
参照URL:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03790970149
ヨウ素源としての無水ヨウ素酸カルシウムは、完全配合飼料に対して、総ヨウ素の現行の認可最大量までの使用で、馬、猫及び犬(それぞれの最大許容量は3、6及び4mg/kg完全配合飼料)を除く全動物種/カテゴリーに対して安全であると考えられる。
- パントテン酸カルシウム
水溶性ビタミンは、過剰に摂取された場合は尿中に排出されるため、一般に過剰症はみられない。したがって、動物に投与されたパントテン酸は、動物体内で蓄積しない
動物用医薬品及び飼料添加物等の使用実績において、これまでに安全性に関する問題は認められていない。さらにパントテン酸を含む食品の長年の食習慣における弊害も認められていない。
参照サイト:
毒物及び劇物取締法により医薬用外劇物に指定されているが食品添加物として使用標準調乳濃度に調乳したとき銅として0.60mg/Lの使用可
リボフラビンは水溶性ビタミンで、動物の肝臓及び肉、牛乳、卵、酵母等に多く含まれており、通常、食品を通じて摂取されている。
水溶性ビタミンは、過剰に摂取された場合は尿中に排出されるため、一般に過剰症はみられない。したがって、動物に投与されたリボフラビンは動物体内で蓄積しない
- 塩酸ピリドキシン
ピリドキシンは、水溶性ビタミンであるビタミン B6 群の一つで、卵黄、動物の肝臓及び腎臓、緑色植物、酵母等に多く含まれており、通常、食品を通じて摂取されている。水溶性ビタミンは、過剰に摂取された場合は尿中に排出されるため、一般に過剰症はみられない。したがって、動物に投与されたピリドキシンは、動物体内で蓄積しない
- カンタキサンチン(着色料)
カンタキサンチンのアレルゲン性及び一般薬理に係る知見を検討した結果、安全性に懸念を生じさせるようなものはないと判断した。発がん性は認められないと判断した。
- 硫酸亜鉛
母乳代替食品の栄養強化剤の目的で使用する食品添加物として、昭和58年に指定されている。
- 酢酸ビタミン A
参照URL:http://www.genome.jp/dbget-bin/www_bget?dr_ja:D01621
レチノール酢酸エステルのことでビタミンA補充薬
葉酸は、ビタミン B 複合体の水溶性ビタミンの一つであり、動物の肝臓及び肉、緑色野菜、酵母等に含まれ、通常、食品を通じて摂取されている。
水溶性ビタミンは、過剰に摂取された場合は尿中に排出される。また、葉酸は過剰摂取しても胃から分泌される内因子が飽和され吸収されないため、一般に過剰症はみられない
- 亜セレン酸ナトリウム
「0か月児~2歳児までの健康障害が発現しないと考えられる摂取量の上限値」において亜セレン酸ナトリウムの遺伝毒性についての明確な判断はできないものの、閾値の設定が可能であり、添加物「亜セレン酸ナトリウム」は、少なくとも添加物としての適切な量を摂取する限りにおいては、明らかな懸念がないものと判断した。
- 炭酸コバルト
参照URL:http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03610970149
飼料中の最大認可コバルト総量での使用は対象種に対して安全である。
- ビオチン
ビオチンの体内動態及び一般薬理に係る知見を検討した結果、安全性に懸念を生じ
させるようなものはないと判断
- ビタミン B12補填剤
- コレカルシフェロール(ビタミン D3)
参照PDF:https://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc4_hishiryou_calciferol_260514.pdf
EFSA では、現在認められている最大量のコレカルシフェロールを飼料に添加しても許容上限摂取量(UL)を超えないと結論付けている
以上!
こんなにまじまじと原材料を見て調べたのは初めてなので
改めて色んなものが入っているんだなーっと思いました。
私が見て、
意味が分からない添加物
なんとなく恐そうな添加物を調べてみました。
調べてみたらちゃんと安全が確認されていたり
容量を守って使えば大丈夫というものばかりです。
これをみて、
- 「やっぱり怖いから別のフードにしよう」
- 「大丈夫そうだから今まで通りのフードにしよう」
と決めるのは飼い主さんの判断です。
今回調べてみて
毎日あげるペットフードについて知ることはとても大切だと思いました。
まあ、毎回こんなに調べなくてもいいと思いますけど(^^;)
気になったら調べる感じでいいと思います。
そして、調べるときには注意してくださいね。
何度も言いますが、ちょっと添加物について検索しただけで
「これは危険!!発がん!!原因不明!!とにかくヤバい!!」
と、一方的で攻撃的な文章で
根拠もあまりない情報をまき散らすサイトがたくさんあります。
何を信じればいいか分からない・・・
と混乱してしまうこともあると思いますが
まずは「不必要に批判している記事は怪しい」と思うことが、
惑わされないコツだと思います。
いいペットフードは口コミでどんどん広げてもらうのはとってもありがたいです。
いいものはどんどん広がってほしい★
大切な家族であるハリちゃん達のためにも。
こんな長文を読んでいただき
ありがとうございました!!
以上、ハリネズミのペットフードの安全性に関する調査報告でしたー!!!
いつもありがとうございます!
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